アエラホーム和歌山店/アイ企画
代表取締役 木野愛加さん/取締役 谷口誠さん
和歌山店のアイ企画はアエラホームFCの4店舗目。社長の父親が棟上げ専門業として独立し、基礎工事・リフォームと職域を広げ成長してきた。その中で「いつか自社で新築をやりたい」という想いをずっと抱いていたという。代表を娘の愛加さんに承継した段階で転機があり、不動産事業を本格的に取り組むようになった。すると「土地なし客が多い」という事実と向き合うことになる。「不動産事業と新築のシナジーは、分かっていたけどや はり大きい。不動産を始めて勢いのあるこのタイミングで新築事業を始める」と、愛加さんは決意。しかし、新築商品はたくさんあり、何が良いのか迷う。そこで登場したのが取締役の谷口誠さんだった。「僕の方からアエラホームをやりたいと強く提案した」努力家でアイデアマンの谷口さんは、営業や現場監督と、現場の前線で何でもこなす同社のエース。「一番の決め手は屋根まで断熱していること。新築をやるからには徹底的にこだわったものをやりたかった」
アエラホームの強みは屋根を含んだ家全体をアルミで包み込む外張W断熱工法を採用した「高気密・高断熱・高遮熱」が特徴だ。二人は実際に兵庫のアエラホームの現場研修へ参加。すると、断熱材の継ぎ目はアルミ気密テープでふさぎ、仕口にウレタン吹付をするなど想像以上の「気密・断熱に対する熱意」を感じ、意気込みが確信に変わったという。
「和歌山に(アエラホームが)ないことで独自のポジションが取れること、高性能な商品とプランの組み合わせによる自由設計でありながら価格とのトータルバランスが良く、幅広い客層に対応できるのも魅力」(谷口さん)本部の集客支援もあり、昨年の10月に加盟して新築事業は初めてながら、すでに2棟の受注を獲得。一棟は引き渡しを終え、2棟目は棟上げが終わったところだ。
勢いそのままに同社は10月に移動型モデルハウスをオープン予定。意欲的な平屋モデルだ。今後の目標は年間12棟。先代の夢を引き継ぎながら和歌山に新しい風が吹かせられるか。
アエラホーム和歌山店/アイ企画
代表取締役 木野愛加さん
取締役 谷口誠さん